「ナンギャールクートゥ」は、広い意味でクーリヤッタムに属する演劇のひとつですが、女優の演じる1人芝居で、「クーリヤッタム」の演技方法を用いたマイム劇のようなものです。
演じ手は身ぶりをたくさん使い、一つ一つの言葉をムドラと呼ばれるハンドジェスチャーによって丁寧に表わしたり、目や顔の表情を駆使した感情表現が特徴です。クーリヤッタムのように役者が発声する事はなく、マイム的表現をつかって、ひとりでいくつもの役(人間でないこともあります)を演じ分けながら物語を描いていきます。
2009年1月、インドでの公演の映像
2014年9月、国分寺カフェスローでのインド古典劇上演映像