Indian Classical Theatre

アビナヤラボ〜インド古典劇と太鼓

南インドのいろいろな太鼓たち

南インド、特にケーララの人々は太鼓の演奏をこよなく愛し、折に触れて、楽しみます
お寺の祭礼のときにも太鼓の合奏が欠かせません
もちろん、歌や踊り、演劇の伴奏でも大活躍します

ミラーヴ  MIZHAVU

「ミラーヴ」はクーリヤッタムに欠かせない伴奏打楽器です。
聖なる楽器と呼ばれ、人間が産み出したのではなく、自ら自然に生まれでた楽器とされています。 クーリヤッタムでは、最初にこの太鼓が鳴り響くと、開演の知らせとなり、劇を観るために、天界、地上,地下界から様々なものたちが集まってくるといわれています。

壷の形をした大きな胴は銅製です。昔は陶器製でした。寺院の中に置かれていて、運ぶことがありませんでしたが,近代になり寺院の外で公演されるようになって、銅製のものに変わりました。
直径20cm程度の壷の口の部分に、牛皮を張り、素手でたたきます。
演劇の伴奏のために発達した楽器で、繊細な感情の機微を表すことも、非常に荒々しい強さを表すこともできる楽器です。
近年ではミラーヴを使った太鼓だけの合奏も盛んになっています。
2016/5/29 ミラーヴ・ワークショップ開催!


イダッキャ  EDAKKYA

「イダッキャ」は旋律を奏でることのできるユニークな太鼓です。
日本の小鼓のような形をしていますが、肩から吊るして右手に持ったバチでたたきます。
2枚の皮を張っている紐と肩から吊るす紐が連動するようになっていて、左手で胴を上下させることで音程を変化させます。
また、胴の口の部分にはヤシからとった繊維が両面とも2本ずつ張られていて、それがさわりとなり、「じりり」という独特の響きが生まれます。

聖なる楽器と呼ばれ、寺院の中で儀礼のときには、この太鼓を演奏しながら歌を歌います。 「ソーパーナ・サンギータ」と呼ばれる、ケーララ独特の声楽はこの歌から来ています。

edakkya

チェンダ  CHENDA

ケーララの太鼓といえば、「チェンダ」
シリンダー型の太鼓で強く張られた皮をバチ、あるいは素手でたたきます。
ケーララのヒンドゥ寺院で行われる祭礼では、この太鼓が入った合奏が何時間にも渡って繰り広げられます。
舞踊劇「カタカリ」、儀礼芸能「テイヤム」「ムディイェットゥ」などでも活躍します。

chenda

マッダラム  maddalam

「マッダラム」は重量級の両面太鼓です。
祭礼のときなどには、20kg以上もあるこの太鼓を腰に縛りつけて、何時間にも渡って演奏します。
舞踊劇「カタカリ」でも活躍します。

ムリダンガム  MRDANGAM

「ムリダンガム」は「カルナータカ音楽」と呼ばれる南インドの古典音楽の主要打楽器です。
木の細長い胴の両側に皮を張ってあり、右手側の皮には黒いペーストが貼付けられていて、音程がはっきり出せるようになっています。
さまざまな音色を使い分けて、複雑なリズムを織りなしながら,歌や楽器の奏でる旋律を支えます。
ガンジーラ、ガタム(素焼きの壷)、モールシン(口琴)などのパーカッションとの合奏も見応えがあります。

mrdangam

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